性感染症,尿道炎

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クラミジア

尿道炎は一般的には、男性の病気です。 解剖学的にみると、女性の尿道は男性の約1/6〜1/7の長さです。 加えて女性の尿道内腔(尿道の中の広さ)は男性に比べて大きいという特徴があります。 このため、女性は外尿道口(尿の出口)から進入した細菌は容易に膀胱に達し、膀胱炎を生じ易いということになります。 逆に女性は尿道に原因となる病気などがない限り、尿道炎を起こすことはありません。 性器の違いで、病気の症状や状態が違うわけですね。

但し、性感染症(淋病、クラミジア)の場合は、解剖学的な男女の相違から、女性は子宮に感染します。 よく性病という言葉を用いりますが、医学的には「性病」は死語となっています。 「性感染症」と医師会では正しい名称を広めています。

性感染症とは、約20年前まで用いられた性病(淋病、梅毒、軟性下疳、ソ径リンパ肉芽腫の4疾患)を含めて、 性交のみに限らず性行為に類似した行為によっても感染する病気を総称した言葉です。 最近はエイズ、A・B・C型肝炎、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋菌性尿道炎、クラミジア性尿道炎、 マイコプラズマ性尿道炎その他数多くの病気があります。 正直言って、怖いです。AIDSなど、命に関わる病気もありますからね。

予防はたった一つ、「君子危うきに近寄らず」となりますか。 なぜなら病気の原因は主に、行きずりの女性との性交と性風俗店での感染(特にファッションヘルス)が大多数を占めるためです。 淋菌性尿道炎では、ソープランド女性を感染源とする患者の頻度が低下し、 逆にファッションマッサージなど主にオーラルセックスをサービスとする風俗女性からの感染者の増加が目立っています。 口での性行為も、感染するんですね。

これらの女性の喉に存在する淋菌が尿道に感染するものと考えられます。 性風俗産業および一般女性の性に対する認識の変化が、尿道炎の感染源の変化にも影響しているものと思われます。 ガールフレンドでも、交際期間が浅い場合は避妊という配慮と、もしやも考慮してコンドームを使用すべきです。

病気に気づいたら、性感染症の疑いがある場合は泌尿器科を受診しましょう。 家族など他人にうつす可能性については、風呂などで感染することはありませんが、早く治療をすることが大切です。 治療は感染症であるため、抗菌薬の投与が基本になります。

最後に、性病科を標榜する医療機関の一部で保険を利かさず法外な診療費を請求するところがあるそうです。 保険が利かないと言われた時点で、あるいは電話で受診前に尋ねるか、泌尿器科医を受診しましょう。

クラミジア尿道炎

尿道炎には、2つの種類があります。非淋菌性尿道炎と淋菌性尿道炎です。 症状は非淋菌性尿道炎と淋菌性尿道炎とで違います。 非淋菌性尿道炎は、代表的なものとしてクラミジア尿道炎があります。 感染から症状発症までの潜伏期間が1〜3週間と長く、比較的ゆっくり発症します。 尿道痛は軽いかほとんどありません。

軽い掻痒感(そうようかん)(かゆみ)を覚える場合もあり、 分泌物は漿液性(しょうえきせい)でその量もあまり多くありません。

マイコプラズマ、ウレアプラズマによる尿道炎もクラミジア尿道炎とほぼ同様の症状を示します。 腟トリコモナスによる尿道炎は尿道痛、掻痒感、膿分泌(のうぶんぴつ)などの症状がみられます。 10代からの不特定多数の性交渉が問題となっていますが、このことを懸念して、 今まで40歳以上の女性の健康診断の子宮がん検査を20歳からにしようという動きが医学会で論議されています。 早くから検診をさせて尿道炎の蔓延を防ぎ、また、自分で自分の身体を守る、 予防する習慣も身につけることが出来るからです。健康診断は、自主的に受けるようにしましょう。

淋菌性尿道炎は、感染から約1週間以内に急性尿道炎が発症します。 外尿道口から濃厚なうみの排泄、初期尿道痛および外尿道口の発赤・腫脹(しゅちょう)(はれ)などの症状が認められます。

クラミジア、淋菌が尿道口から逆行性に侵入し、前立腺炎(ぜんりつせんえん)や精巣上体炎(せいそうじょうたいえん)を起こすこともあります。 体力があれば自然治癒する場合の無きにしもありますが、やはり病院で抗生物質を投与してもらいましよう。

おしっこ

おしっこである尿を排出するときや、普段も尿道が痛かったり、仕事でなかなかトイレに行けなくてガマンした結果、 尿道に痛みを感じて炎症をおこしたり、だも「下(しも)」の話なので、なかなか相談もしずらいし、 病院にいっても、大事なところを見せるの???なんて悩みも多いのが、尿道炎。 プライベートな部分だし、相談してもよけいなことを詮索されたりしていやになってしまうし、 病院に行くのもちゅうちょしてしまいがちで、症状が悪化してしまいがちです。

さて、尿度運とは専門用語では、「尿道炎尿路感染症」といいます。 尿道炎の種類は、病原体と感染の部位により分類されます。

@上部尿路感染症:膀胱よりも上流の尿路の感染症です。臨床的には、発熱を伴う尿路感染症が上部尿路感染症を疑わせますから、 発熱がおき、なんとなくあそこが疼いてきたら、怪しいですね。。

A急性腎盂腎炎:急性巣状細菌性腎炎は、尿道だけでなく膀胱炎になっている状況です。すぐに病院へ行きましょう。

B下部尿路感染症:膀胱以下の尿路の感染症です。発熱は通常伴わないので分かりずらいのですが、膿が出たりする場合もあります。

膀胱炎、尿道炎、急性前立腺炎、それぞれ菌による尿路感染症の頻度が高く、年齢層によって起炎菌となる細菌は異なってきます。

@幼少児:大腸菌、腸球菌、Citrobacter freundiなど、腸管内に棲息する細菌が原因。

A思春期以降:腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、エンテロバクター属など腸内細菌科のほか、 淋菌、クラミジア・トラコマティスなど性行為感染症(STD)としても起きます。いわゆる性病です。

B免疫不全患者など…緑膿菌、真菌、セラチア属などが問題になりやすいほか、 クレブシエラ属や腸球菌などでも抗菌薬に高度耐性である菌がみられる頻度が高く、命にかかわる場合もあり注意が必要です。

がまんしないで、早めに医療機関や病院に相談しましょう。1日何度も行くトイレですからね。

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